施工方法と使用方法
How to Use
ー 梱包 -
袋の中にタラソミックスとミルがそれぞれビニール製の大袋と小袋で別々に同封されています。ミルはタラソミックスのビニール袋の外側にありますのでご確認ください。
ー 成分 -
タラソミックス(20kg/袋):珊瑚、貝殻、トラバーチンの自然素材で構成されており、現場にて白セメントを混入し使用します。
ミル(100g/袋):珊瑚の大きな粒を取り除いた細かい粒子の物でノロ掛け用として使用します。タラソミックスの袋に同封されています。
ー 配合 -
タラソミックス:白セメント = 3:1です。
ー 水量 -
タラソミックス:白セメント = 3:1の場合、約6ℓです。
ー 施工面積 -
タラソミックス:白セメント = 3:1の割合で配合し、15mm厚で施工した場合は約0.9㎡、10mm厚では約1.3㎡となります。
ー 研ぎ出し -
塗りつけてから2日から3日後に行いますが、天候によって硬化具合を確認してくだい。硬化不良の場合、研ぎ出しの際に、ボロボロと材料がこぼれてしまうのでご注意ください。
研ぎ出しはオードビルサンダーを使用します。荒研ぎを60番(又は80番や100番)から始め、60→120→240→400番と順を追ってください。400番で水磨き程の手触りが良い質感になります。鏡面磨きをご希望の際は、さらに800番1000番と順を追ってください。荒研ぎの目安は、黄色い珊瑚の粒が現れるまでです。400番仕上げで約2mm研ぎ出すことになります。
珊瑚、貝殻やトラバーチンが主成分のため、従来の研ぎ出しや樹脂を混入している物と比べ、研ぎ出しし易く、ペーパーを使用しての研ぎ出しや、400番までの仕上がに掛かる時間が短いため驚かれることがあります。
ー ノロ掛け -
ミルでノロ掛けをする前に、スポンジなどで研ぎ出た粉塵を拭き取ってください。ノロ掛けをし巣穴などの小さな傷を埋めますが、この作業は120番または240番の後に行います。ノロ掛けの配合は、塗り付けを3:1で行ったときは、ミル:白セメント = 3:1と同じ配合で行います。巣穴の大きさによって、粘度を調整または珊瑚の入ったタラソミックスで行うことがあります。
ノロ掛けは刷毛で行うため、塗料より緩いくらいの粘度になるまで加水してください。刷毛で塗り付けた後、同じ120番または240番ですぐ研ぎ出しを行います。このとき時間をあけるとミルが硬化し研ぎ難くなるのでご注意ください。塗りつけ範囲は無理せず手の届く範囲が目安です。
ー 仕上げ ー
最後は専用のトップコート材を塗り完了です。
ー オプション -
鮑貝、白チョウガイ、鉱石(フローライト、ターコイズ、水晶など)、ガラス玉などを撒くことで、よりデザイン性の高い仕上げになります。各種取り揃えておりますのでお問い合わせください。
ー ご注意 -
季節、天候等によって施工条件が異なるため、上記を参考にして頂ければと思います
How to Care
ー タラソミックスと末永くお付き合い頂くための、バスルーム、シンク等の日々のお手入れとご使用方法 -
職人さんが手作りするバスルームやシンクは、建物とともに経年変化しながら末永くご愛用して頂きたため、いくつかのポイントをお伝えしています。
例えば、お洗濯ものと一緒で、変色黄ばみの原因となる日々の汚れは、その日のうちにやさしくしっかりと流水で洗い流してあげてください。
コーティングの長持ちするポイントは、お風呂上りにご使用後のバスタオルでコーティングされたタラソミックスの水分をやさしく拭きとってあげること。
お掃除の際に固めのものや摩擦のあるもので、こすってしまうとコーティングした表面にヒビやキズが入ったりします。
これはコーティング剤の割れた隙間から汚れが侵入する原因になりので、ぜひ柔らかなスポンジでのお手入れでお願いいたします。
日々のお手入れは地球にやさしい重曹をお湯で溶いた重曹水などや、中性から弱アルカリのもののご使用をお勧めしています。
その際には粒子の残っていない液体状でのご使用をお願いいたします。
粒子の粗いもので擦ると、表面にたくさんの見えないキズがついてしまい汚れの原因になります。
バスルームで椅子や洗面器等をご使用の際もやさしくご使用いただくことでコーティング効果が一層長持ちします。